なんとなく体調が優れない・・・「なんとなく不調」を放置・我慢していませんか?
皆さんこんにちは。生活相談員の林島です。
夏が終わり、秋の訪れとともにストーブが必要なほど、気温が下がることも多くなってきましたね。
皆様体調を崩されておりませんか?
季節の変わり目では体調を崩しやすくなりますので、十分お気をつけ下さい。
今回のブログではタイトルにもあるように「なんとなく不調」についてお話をさせていただきたいと思います。
「なんとなく不調」とは・・・
「なんとなく不調」とは、医薬品メーカーのツムラが定義したもので、20代〜40代の男女1,800人を対象に不調に関する実態調査を行ったところ、女性は男性よりも心身共に様々な不調を感じてるのに、薬の服用や医師の受診をしない割合が高く、不調で病院に行くことを躊躇する傾向が強いことが分かりました。
このような、自覚しながらもつい我慢しがちな症状や調子が悪いものの病名の診断がつかない症状の総称を「なんとなく不調」と呼んでいます。
新型コロナウイルスの影響
新型コロナによりライフスタイルの大きな変化が求められた2020年。
心身共に、何かと負担の大きな1年でした。
男性より女性の方が不調を感じやすく、30代・40代女性の約7割が不調を感じているという調査結果も・・・
不調の症状
コロナ感染症拡大のコロナ禍で、身体面・精神面での不調を57.2%の方が感じ、15.3%の方は「ほぼ毎日」不調を感じており、男性よりも女性に多く30代・40代女性の約7割の方が心身の不調を訴えています。
不調を感じた症状
【全体】
①「目の疲れ」②「疲れ・だるさ」③「肩こり」
【男性】
①「目の疲れ」②「疲れ・だるさ」③「肩こり」
【女性】
①「肩こり」②「疲れ・だるさ」③「目の疲れ」
また、女性特有の症状である「生理痛・生理不順」や「冷え」「むくみ」もコロナ禍で増えています。
「なんとなく不調」の実態
女性は男性よりも・・・?
病気というほどでもない健康不安やストレスなどの「なんとなく不調」ですが、女性は男性よりも健康不安が大きく、ストレスもより強く感じる傾向があるようです。
また、女性の4人に3人は”自覚症状はあるものの我慢できる程度の「なんとなく不調」“を感じており、その中の7割が薬にも病院にも頼らず放置しており、女性は調子が悪くても病院に行くのを躊躇しがちであることが分かりました。
更に、日常生活で心身の調子が悪い時に病院に行ったり、医師の診察を受けることに対して躊躇するかという問いにも、男性より女性の方が躊躇しがちで、こちらも30代・40代で約7割が躊躇すると回答しています。
不調があっても病院に行かず我慢してしまう女性が多いようです。
今後も続く「なんとなく不調」
緊急事態宣言の解除から約1ヶ月、徐々にコロナウイルスの感染者数も減少傾向にありますが、今後も感染対策をしながらの現在のライフスタイルが主流になっていくことが予想されます。
日常生活の変化や勤務形態の変化・収入の変化など、引き続き心身共にストレスを感じる事が多くなります。
今後も様々な場面で、「なんとなく不調」を感じる事が多くなり、日常化してしまう危険や気付かないうちに重症化して、取り返しのつかないことになる可能性も0ではありません。
現代病が顕在化
男女共に「肩こり」「疲れ」「目の疲れ」が上位となり、IT化に伴う症状が多いようです。
自粛期間中のテレワークやweb授業など、スマホやパソコンの利用時間の増加が主な原因ではないでしょうか。
視力低下の若年化や、姿勢悪化による肩こり・腰痛の悪化は、一つの現代病と言えます。
意識的にカラダを動かしたり、目を休める努力が必要ですね。
女性の不調の原因は、ホルモンバランスの変調?
男女別で見ると、男性より女性の方が不調に感じるスコアが高くなっています。
原因はさまざまでしょうが、緊急事態宣言などで自粛を強いられ、家族の在宅時間が増える中で子育てや家事など女性の負担が増えたことや、景気の悪化で仕事が減ったり退職や休職に追い込まれたりするなど、コロナ禍による影響は少なくないと思います。
女性の不調症状の上位に挙げられた「肩こり」「倦怠感」「イライラ感」「頭痛」は、更年期障害やPMS(月経前症候群)によっても現れる症状です。
女性のホルモンによる変調が、コロナショックによるストレスでより顕在化している、とも考えられます。
女性に多い「なんとなく不調」はもう我慢しない!
女性の4人に3人が「なんとなく不調」を感じているにもかかわらず、7割の女性は病院にも行かず、行くことすら躊躇しています。
「疲れやすい」「頭痛」「めまい」などの症状は、やる気の問題などと誤解されがちです。
ですが、これらは女性ホルモンのバランスや、加齢、環境の変化に伴い生じるケースも多く、気のせいではなく、我慢しなくてよいのです。
まずは状態を理解し、そして治療すれば改善できることを知っていただきたいです。
“不調“と表現されることの多いこれらの症状でも、さまざまな治療法があります。
また、診察し器質的な原因がない場合でも、症状があれば一人一人の症状や体質に合わせて漢方薬を処方したり、薬物療法以外ではカウンセリングや生活習慣の見直しなど打開する方法はいろいろあります。
一人で抱え込まず、まずは医師に相談していただくのが大切かと思います。
未曽有のコロナ禍で、それぞれが当たり前に我慢を強いられています。
自分のカラダの声、ココロの声に耳を傾けてあげてください。
まずはご自分自身を十分頑張ってる!と褒めてあげてください。
以上、林島でした!
林島
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